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2000年3月12日
フレンドシップサンデーメッセージ




 新約聖書 ローマ人への手紙5章6〜8節より
牧師写真
 メッセンジャー
   仙台福音自由教会
   吉田耕三牧師

「私たちがまだ弱かったとき、キリストは定められた時に、不敬虔な者のために死んでくださいました。正しい人のためにでも死ぬ人はほとんどありません。情け深い人のためには、進んで死ぬ人があるいはいるでしょう。しかし私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死んでくださったことにより、神は私たちに対する愛を明かにしておられます。」 ローマ人への手紙6〜8節

 今日は、新しく教会に来られる方に、神様の素晴らしさをお伝えする為に開かれる「フレンド・シップサンデー」という礼拝です。

 教会に行きますと何処の教会にも必ずあるのが十字架です。 十字架のない場合は、本当の教会でない場合がありますので、少し気を付けて下さい(^^;)。 十字架というのは、"愛"とか"平安"とか"優しさ"を表しています。 今日は、十字架に表わされた『神様の愛』という事をお話させていただきたいと思っています。

あなたは高価で尊い

 人間誰もが必要としているもの、それは何か? それは "愛"ではないかと思います。 大人になりますと、なkなか素直に「私には愛が必要です」というのは難しいかもしれません。 私事ですが、一番下の子供が、私が少し休みたいと思いリビングで休んでいますと、直ぐに来て「お父さん今日はまだ一回もだっこしてくれてないよ」と言うのですね。
 「愛して、愛して」という気持ちを、その言葉に託しているのだと思うのです。 私達大人は、言葉には出さないにしても、本当は言いたいのではないでしょうか? 「誰か私のことを本当に受けとめて欲しい。愛して欲しい。関わって欲しい。気にして欲しい。」 そんな事を皆、思っているのではないでしょうか?

 一人の男性がこんな事を言っていました。 彼は「他人はどうせ自分の事を本当に心配してくれるはずはないし、ややこしいから他人との交わりは要らない」とさめた人間関係を築いている様な感じがありました。 そんな彼に、一人の友達が『君は僕の事をどの様に思っているか分からないけれども、僕にとって君は友達だ。 君が何と言おうが、どういう状況であろうが、君は僕の友達だ。』と言ったそうです。

彼は自分の耳を疑ったといいましょうか、その様に言った人は今まで誰もいないし、自分だってそんな者ではないと感じていた。 しかし友人は彼に何度も本気で『君は僕の友達だ』と言ったそうです。 その言葉に心が開かれて、彼は自分という者を思いなおし、そして自分の人生を考えられるようになり、元気づけられるようになったと話をしてくれた事がありました。

 皆さんには如何でしょうか? そんな友達がおられるでしょうか? 残念ながら私達はそんな友人をたくさん持っている訳ではないですね。 逆に、ほとんどの人がそんな友人は誰もいないというのが事実かもしれません。 でもこの朝知っていただきたいのは、たとえそんな友人がいなかったとしても、あなたに

『本気であなたを愛している。あなたが何と言おうが、あなた自身がどの様に思おうが、私はあなたを愛している』

と言って下さる方がいるという事を知って頂きたいのです。 私達は本当の自分の姿を人前にさらす事はあまりありません。 なぜかと言いますと、本当の自分の姿をさらすと人から傷つけられてしまう事が多いからです。 でも本当の私達の姿は、淋しがり屋であったり、劣等感を持っていたりするのではないでしょうか? 人から見たら、素晴らしい人と誉められていても、心の深い所では「自分はそんな者ではない」と感じていたりするのです。 しかし神様は私達を、この様に見て下さいます。 

「わたしの目にはあなたは高価で尊い。 わたしはあなたを愛している。」イザヤ書43章4節

あなたが自分自身をどの様に考えていようとも、自分自身をどんなに価値無き者と思っていようとも、『わたしの目にはあなたは高価で尊い。 わたしはあなたを愛している。』と語っているのです。 そして神様はその証拠として、十字架という刑に御子キリストを服させました。 ですから、十字架は神の愛の表れであるのです。 

神はあなたを愛しています

「私たちがまだ弱かったとき、キリストは定められた時に、不敬虔な者のために死んでくださいました。」ローマ人への手紙5章6節

 神様は「お前はだめだ!!」と切り捨てるのではなくて、その弱さを持つ私達の為に、御子キリストを送って下さいました。 それも不敬虔な者、神を認め様としない、神を神としない、あるいは神に敵対しようとする者の為に死んだと書いてあるのです。

「正しい人のためにでも死ぬ人はほとんどありません。情け深い人のためには、進んで死ぬ人があるいはいるでしょう。」ローマ人への手紙5章7節
 本当に良い人っていますね。 様々な犠牲もいとわず払ってくれる。 時には、「この人の為なら命をかけても良い」。 皆さんにももしかしたら、その様な人がいるかもしれません。 

「正しい人の為には死ぬ人は殆どありません」その通りだと思います。 でもそれすら、考えてみると「相手次第」ではないですか? 「相手が自分に良き事をしてくれたから、自分もそれだけの犠牲をはらっても良い」というのが真実ではないですか? もし相手が自分にひどい事を言ったり、やったりしている人に、何か良き事や犠牲をはらおうと思いますか? 私達はたやすくその人から離れて行くのではないでしょうか?

「しかし私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死んでくださったことにより、神は私たちに対する愛を明かにしておられます。」ローマ人への手紙5章8節

私達が神様から嫌われるような事をしている時に、イエス・キリストは死んで下さったというのです。 私達がどんな状態でや情況にあっても、何の関係もなく、あなたの為に神様は命をかけているというのであります。 そして神様はあなたに、『わたしはあなたを愛している』と語ってくれている事を忘れないで頂きたいのです。 そしてあなたの人生を豊かなものにしようとなさってくださっているのです。 

「五羽の雀は二アサリオンで売っているでしょう。 そんな雀の一羽でも、神の御前には忘れられてはいません。 それどころか、あなたがたの頭の髪の毛さえも、みな数えられています。 恐れることはありません。 あなたがは、たくさんの雀よりもすぐれた者です。」ルカの福音書12章6〜7節

 当時、雀は通常二羽1アサリオンで売られていました。 ですから、二羽で2アサリオンです。 では五羽で2アサリオンならば、残りの一羽はおまけですね。 おまけの雀さえも神の御許しなしに地に落ちる事はない。 神様はあなたの事を本気で考え、愛していると言っているのです。 

 イエス・キリストは皆の為に死んで下さいました。 でもあなたが一人であったとしても、イエス・キリストはこの地上に、そしてあなたの所に来られたに違いありません。 神様はあなたを目指して、あなたを愛して、あなたに真剣に取り組んで、あなたの為に命をかけて下さるのです。 それがよい時だけではなく、どんな時でもだという事を知っていただきたいのであります。 

神の愛の印 − 十字架 −

 そのような"神の愛"にいつも触れて、"神の愛"に満たされて歩んでいきたいと考えている方は多いと思います。 でも同時に「私には神の愛が分からないし感じられない」という方も多いのではないでしょうか? 

「人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていません。」ヨハネの福音書15章13節

 神様は愛をあなたの為に示してくださった。 それがこの十字架であるという事なのです。 イエス・キリストの十字架は愛の表れなのです。 キリストはあなたを愛していると言っていますが、それが見えないと言う方。 "十字架"は何ですか? あなたを愛した証拠です。 「あなた」の為にイエス・キリストがかかった。 それはあなたの罪を許す為でした。 あなたを永遠の命に導く為でした。 あなたを愛しているから十字架にかかったのです。 そしてあなたの身代わりになったのです。 あなたがこの愛を受け取る時に、あなたの内にも変化が起こるのです。 神様は本気であなたを愛しているのです。 あなたはそれを受け取っておられるでしょうか? あなたはその愛に本当に生かされておられるでしょうか? 

「見よ。 わたしは、戸の外に立ってたたく。 だれでも、わたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしは彼のところにはいって、彼とともに食事をし、彼もわたしとともに食事をする。」黙示録3章20節

 これは「神様があなたの心の外に立って叩いている。」と言っているのであります。 たとえあなたがどのような者であったとしても、どの様な事をしてきたとしても、あなたが心の戸を開くならば、神様はあなたの心の中に来てくださって、あなたの心に愛を注いでくださり、あなたと何時も共にいて下さると約束して下さいます。

 神様は本当にあなたを愛しています。 そしてその印として十字架があるのです。 あなたはこの神様の愛をどうされるでしょうか? 否定する事も無視することも出来るでしょう。 でも神様の御声はあなたに届き、あなたの心の扉を叩き続けることでしょう。 もしあなたが心を開き神の愛を素直に受け取るのならば、その愛が命の力となってみなぎり始める事でしょう。 心を開いてしっかりとこの愛を頂いて新しい人生の輝きを持つ者にされていきたいと思います。
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