人間関係を良くする秘訣





人間関係を良くするために



「柔らかな答えは憤りを静める。しかし激しいことばは怒りを引き起こす。」(箴言15:1)

私達には様々な悩みがありますが、その中でも私達を一番重い気持ちにさせるのは、人間関係の悩みです。困難や試練があっても、人間関係がうまくいっていれば、案外乗り越えることができます。しかし、反対に人間関係に難しい問題があると、苦しくて乗り越える力がでてきません。さて、人間関係を考える上で大切なのは、自分をも含めてだれもが自分中心であり、一番の関心事は自分にあるということを、しっかり覚えておくことです。つまり、私達は皆自分のことを知ってほしい、よく見てほしい、良く評価してほしいと思っているのです。

聖書に記されている黄金律は、

「何事でも、自分にしてもらいたいことは、ほかの人にもそのようにしなさい。」(マタイ7:12)

ですから、人間関係の秘訣の第一は、まず自分の方から他の人に関心を持ってあげること、すなわち、もし私達が自分に関心を持ってほしい、認めてほしいと思うなら、自分の方から他の人に関心を持つことから始めるべきだいうことです。ただし、間違えてはいけないのは、相手の欠点やゴシップに目や耳を留めるのではないということです。こういう関心の持ち方は、かえって人間関係を難しくしてしまいます。大切なのは、その人の良いところに関心を持ち、さらに言えば、それを口に出してさりげなく褒めるということです。そのような言葉は心にいつまでも残り、心のエネルギーとなって私達を培っていくものとなります。

人の欠点は、放っておいてもすぐに見つかります。しかし、良いところは、見つけようと努め、訓練していく必要があります。ある人間関係の達人といわれる方が、次のように語っています。『欠点を直そうとするなら、大変難しい。しかし、良いところを伸ばすと、その人の欠点が小さくなっていく。そして、その人自身も、良いところが伸ばされていくと、喜びを持って歩むことができる。』と。もしあなたが、人から欠点ばかりを指摘されるなら、だんだん気が滅入って、“他の人とどうぞ”と、投げ遣りな気持ちになってしまうのではないでしょうか。反対に、ほめられれば元気になり、もっと成長したいという意欲が出てきます。人の良いところを見つけ、さりげなく褒めていけるなら、人間関係は良いものとなっていくことでしょう。




人間関係を難しくさせるもの



しかしながら、それが良いとわかっていても出来ない、続かないということがあります。それを行っていくエネルギーがないのです。考えてみれば、私達は案外どうすればよいかは分かっているのです。それなのに出来ない、それが私達の本当の悩みではないでしょうか。では、どうして出来ないのか、そこには原因があるのです。

私達は、人から何か言われて、思わず鋭い言葉を返してしまうことがあります。そういう時は往々にして、心の中に知らず知らずに持ってきた“恨み”があります。例えば、親に大切にされなかったという恨みがあると、年老いて来た親に優しくしたいと思っているのに、会うとつい強い言葉をかけてしまう、あるいは親と似た人にはつっけんどになってしまうということがあります。あるいは、いつも比較されて育っていると、すぐに意固地になったり卑屈になったりして、褒められても素直に受けとめられません。こういうことが案外私達の人間関係を難しくしているのです。

もしあなたが、今心に一番痛いことをグサッと言われたとしたら、寛容な心でいられますか、人の悩みを聞く余裕がありますか、人の良いところを見つける余裕がありますか・・・。とても出来ません。私達が出来ないのは、私達の心が痛んでいるからです。そして、出来ないとなおさら自分を責めてしまいがちです。しかし、まず痛んだ私達の心が癒され整えられなければ、人間関係を良くしていくことも難しいのです。




心のいやし



「何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」(ピリピ4:6〜7)

もし皆さんが、自分の心にある痛み・恨みに気づいたなら、「私はこのことで傷ついているのです。」と、神様にぜひ祈ってみて下さい。祈ったことのない方でも、「もし神様がいらっしゃるなら、・・」と、悲しかったこと、苦しかったこと、もうどうしようもないと思っている過去の傷、ご自分の気持ちを神様に正直に話して頂きたいのです。

神様は、過去にまでさかのぼって皆さんの“恨み心”を癒して下さる方です。聖書は、「彼(キリスト)の打ち傷によって、私たちはいやされた。(イザヤ53:5)」と、すなわち教会の十字架は私たちの心の傷の癒しと関係がある、と語ります。まずあなたの心を正直に祈ってみてください。きっと皆さんの心に少しずつ変化が訪れ、やがて本当にキリストが心の傷を癒して下さったということを体験なさるでしょう。神様は、あなたの悲しみ・苦しみ・憂いをご存知であり、それだけでなく癒し・慰め・励まし・力づけることの出来る方です。その時、不思議に私たちの内側に、人の話を聞く余裕が出て来て、人の良い点を見つけられるようになります。そして、ひいては、それが様々な方と良い人間関係を築く土台となっていくのです。

私達が、その人の良いところを認めながら優しい言葉を語る時、怒っている相手さえも、その憤りが鎮められていきます。

「忍耐強く説けば、首領も納得する。やわらかな舌は骨を砕く。」(箴言25:15)

心から誠実を持って優しい心で語るとき、難しい相手も納得させることが出来、また柔らかい舌(言葉)は、堅くてどうしようもないと思える心をも砕いていくことができます。私達も、そのような言葉を語り、良き人間関係を築く者とならせていただきたいものです。




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