当初被災状況

以下は2011年3月15日23時現在の情報です。(門谷師は2012年度から開拓教会である古川福音自由教会の牧師に赴任しております。)


この度の地震に際しましては、多くの方々のご心配とご支援、またお祈りを頂き、大変ありがとうございます。思いがけず多くの方々より安否の問い合わせを頂きましたことも、感謝申し上げます。以下に、簡単ではありますが被災の状況をご報告申し上げます。

まず人的な面からですが、現在までに、95%以上の教会員の安否確認が取れています。今のところ、会員本人で重大な被災に遭った方はおりませんが、会員の父母や親族の方で消息がとれない方が何人かおられます。

建物のほうですが、激しい揺れではありましたが、教会の建っている場所は丘を切り崩して造成された強固な地盤の上にあり、従来より地震には強い印象を持っておりましたが、今回の地震でも、若干物が落ちたり倒れたり、またお皿が少々割れた程度で、物損は僅かに留まりました。 ただ、土台の部分には少々ヒビが入っておりますので対応が必要な状況です。

ライフラインは3/15(火)23時現在、電気のみ復旧しております。 水道については、数ブロック先で開通したとの情報がありますが、以前不確定です。 ガスについては行政側からの発表により1ヶ月はかかるとのことです。現在、最も不足しているのはガソリンであり、スタンドは殆ど開いておらず、開いている所は500~1000m以上のすさまじい行列となっており、それも1回10リットルまでという厳しい制限があるため、給油できる車はごく僅かです。

商店からは品物が殆ど消えており、もし開いていたとしても、数時間待ちであり、一度に買える量は10点まで、しかも3分以内しか入店できない、という厳しさです。それでも明日の開店見込みは不明、という状況です。 それぞれ自宅に保存してあった食料を少しずつ食べながら食いつないでいる、という状況です。このような状況が一週間、二週間と続いていきますと、困難な状況になることが予想されます。

以上が、3/11現在の状況です。

仙台福音自由教会 副牧師
門谷 信愛希