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よりよい夫婦となるために

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Olessya / Pixabay

3種類の愛

「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの戒めです。」(ヨハネ15:12)

「互いに愛し合うこと」が、結婚生活の基本です。しかし、この「愛する」とはどういうことでしょうか? 聖書の原語(ギリシャ語)では、3種類の愛があり、それぞれ使い別けられています。

1.エロス(恋愛の愛)=愛されることを求める愛相手にばかり求める故に、いつも「〜してくれない」と不満がつのっていきます。夫婦最が互いに「〜してくれない」と言い合うようになる時、その夫婦関係は下降してばかりです。エロスの愛では、結婚生活は成り立たないのです。

2.フィレオ(家族の愛・親友の愛)=見返りを要求する愛自分がこれだけやっているんだから、相手もこれくらいのことをしてくれるのが当たり前、これがフィレ才の愛です。当たり前と思えば相手への感謝の気持ちは出てこず、自分の期待通りでない時は、不満ばかりが大きくなります。これでは本当に幸せな家庭生活を築くことはできません。

3.アガペ(神の愛)=一方的に与え尽くしていく愛(見返りを要求しない愛)当然受けるべきものさえ要求しないで、一方的にあたえる愛、これが聖書で「互いに愛し合いなさい」と言われる愛です。自分がおかれている場(家庭)で、自分に与えられている役割(使命)は何かを考え、相手がどうであれ、まず自分がそれを果たしていく、その愛を土台として幸せな家庭が築かれていくのです。

「愛する」とは?

「愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、不正を喜ばずに真理を喜びます。すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。愛は決して絶えることがありません。」(Iコリント13:4〜8)

愛とは具体的にこのようなものだと聖書は語っています。あなたは愛しているでしょうか。結婚生活で大切なのは、お互いの長所を認め合い、短所については一切責めないこと、すなわち「寛容」(お互いに許すこと)です。自分の欠点だと認めているところは、自分ではどうしようもないところであり、それを責められてはやってゆけません。人は自分が愛され、受け入れられていると感じるところに、共にいたいと思います.その愛を、まず相手に求めるのではなく、自分から始めていくのです。でも、いくら決心してもそれを実行し続けることができるでしょうか。

わたしがあなたがたを愛したように・・・

自分がまず愛されることなしに、人を愛することはてきません。神様はあなたを愛しておられます。そして、その神の愛を感謝して受け止めるとき、新しい愛(与える愛)の力をあなたに与えてくださるのです。そのようになりたいと思うなら、「愛せるようにして下さい」とぜひ祈って下さい。

何度も失敗するかもしれません。しかし、あきらめずに祈り続けるとき、知らないうちに自分自身が変えられてゆき、さらに又相手までもが変わってゆくことを体験するでしょう。一度に全部しようと思わず、何か一つ、小さなことから始めてみて下さい。いつの間にか、家庭が変わってきていることに気づかされることでしょう。

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