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ストレスにおちいった時

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geralt / Pixabay

ストレス社会

私達の生活は色々なストレスの中にあります。やらなければならないことがありすぎるとストレスになりますし、反対にやるべきことがないというのも、大きなストレスです。家族のこと、子供のこと、親戚のこと、仕事のこと、・・見回せばストレスに取り囲まれているという状況ではないでしょうか。私達がストレスを受けて緊張状態になると、正常な判断ができなくなり、普段ならしないようなことをやったり言ったりしてしまいがちです。また、どんな小さなことでも捕らわれてしまうなら、それはストレスとなって、のたうち回るような苦しみに入ってしまいます。一生懸命自分を落ちつかせようとしてみても、かえってあせりが激しくなるばかり・・・。そんな時、冷静さを取り戻すにはどうしたらよいのでしょうか。

「神である主、イスラエルの聖なる方は、こう仰せられる。「立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、落ちついて、信頼すれば、あなたがたは力を得る。」・・・(中略)・・・それゆえ、主はあなたがたに恵もうと待っておられ、あなたがたをあわれもうと立ち上がられる。主は正義の神であるからだ。幸いなことよ。主を待ち望むすべての者は。」(イザヤ30:15〜18)

聖書は“神に立ち返りなさい。”と語ります。皆さんは、機械が壊れたらどうしますか。素人判断で直そうとしてかえってどうしようもない状態にしてしまうこともあるでしょう。でも、それを作ったメーカーに持っていけば、きちんと直してもらえます。そのように、私達も、私達を造られた神様のところに立ち返るのが一番良い方法なんだよと、語っているのです。あなたの心が騒いで自分ではどうしようもないとき、まず何回も大きく深呼吸してみて下さい。そして、「神様!」と呼び求めて下さい。

「主(神様)の御名を呼び求める者は、だれでも救われる。」のです。」(ローマ10:13)

たとえまだあなたが神様のことを良くわからなかったとしても、だれの心にも祈り心があるのではないでしょうか。あなたを造って下さったという神様、この方を呼び求めるなら、やがてイライラで一杯だった心が少しずつ落ちついてくるのを、あなたもきっと経験なさることでしょう。そして、私達の心が冷静になった時始めて、自分がどうするべきか客観的に正しく判断できるようになるのです。

神に信頼する

私達の心が静まってきたなら、次にすべきことは、落ち着いて神様に信頼することだ、と聖書は語ります。私達は、この問題ならこの人、あのことならこの人、などと色々な人を頼りにします。けれども、もし頼る人を間違えてしまったらどうなるでしょうか。あるいは、頼りにしていた人が倒れてしまったらどうでしょうか。かえって大変な状態になってしまいます。

また、ある方はお金だけが頼りだと言われるかもしれません。でも、お金がなくなったらどうしようと、不安は尽きません。頼りにならないものに頼るなら、かえって不安が増していくのです。私達が何に頼るかは大変重要です。それに対し、聖書は、決して裏切ることなく、失われることもない、本当に頼りにして良いお方・・神様に頼りなさい、この方にゆだねなさい、と私達に語りかけているのです。

「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」(Iペテロ5:7)

神様は、どんな小さな者にでも目を止め、心にかけておられます。そして、全知全能の神様は、私達のことを良く知っておられます。その神様が、『私にゆだねなさい』と語っておられるのです。私達はこの世の中で、“人には頼るな、自分でやりなさい”と教えられてきました。  でも、神様は『私に頼りなさい』と語っておられます。不安になった時、恐れでいっぱいになった時、私達は躊躇せず神様のところに行くことができるのです。

「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」(マタイ11:28)

問題のただ中で

私達が不安になるのは結果を恐れるからです。結果がすべて、それに執着してしまいます。しかし、大切なのはプロセスだということを知って下さい。私達の生活の時間のほとんどはプロセス(過程)であって、何かの結果を出すのはある瞬間、ほんの一時であるということにお気付きでしょうか。だからこそ、結果に至るまでの過程をどのように過ごすかが、私達の人生を豊かにするための鍵となります。たとえ色々な問題があったとしても、もし私達が今という時を喜んで充実して生きて行くことができるなら、多くの場合結果にはとらわれないというまでになるのではないでしょうか。

神様は、『私達を恵もうと待っておられる』と聖書は語っています。たとえ一時的に悲しみやつらいと思えることがあったとしても、最終的には恵まれ祝福された道に導こうとしておられるのです。考えてみれば、私達の人生で本当に有意義なことは、喜びだけではなく、悲しみの中からも与えられているといえないでしょうか。いやむしろ苦しみの中からこそ、人生の中で本当に大切なことを学んで来たといえるのです。

問題の中で、自分がすべて、自分で何とかしなければならないと思うので私達は不安や恐怖におののきます。しかし、すべてのことを益と変えて下さり、すべての中に恵みを与えようと待っておられる神様に目を留め、信頼していく時、私達の心に平安がやどり、力が与えられていくのです。あなたのまわりにはストレスがいっぱいでしょうか。もしそうならば、この神様にあなたの悩みや思い煩いをおまかせする一歩を、ぜひ今踏み出してみてください。

「心を尽くして主により頼め。自分の悟りにたよるな。あなたの行く所どこにおいても、主を認めよ。そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。」(箴言3:5〜6)

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