「全ての人を照らすまことの光」

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1999年12月19日 クリスマス礼拝メッセージ
新約聖書ルカによる福音書2章8〜20節
牧師 吉田耕三

クリスマスの日がいよいよ近づいて参りました。主の御降誕を心からお祝いしたいと思います。今日ここに出てくるのも世界で初めのクリスマス。とても不思議な出来事が起きた事がここに記されているのであります。

救い主誕生の知らせ

今日私達は、私達にも訪れて下さっている神様を、御一緒に暫くの間考えてみたいと思うのであります。全世界の中で多くの人がこの救い主の誕生を待ち望んでいた。キリストに出会うのが相応しいという多くの人(学者や知識人)がいる中で、なんと世界中に真のクリスマスを味わったのは、羊飼い達であったというのは何と不思議な事でありましょうか。そしてここに正にクリスマスの秘儀があるように思うのであります。

クリスマスは目立った、きらびやかなものではない、ひっそりとした、しかし本当に心の中で救いを待ち望む者のすぐ側にきているという事ではないでしょうか?羊飼い達は昨日の様に今日が、今日の様にまた明日が、とそのような日々の生活を過ごしていた訳であります。その様な生活の中に主の訪れを見た。彼等は噂で神がおられるという事は聞いていたことでしょう。でも、その事は彼等の生活とは全く無関係な出来事でありました。けれども、その彼等が荒野で羊の夜番をしている時にまばゆい光が射し込んだのであります。

その出来事を目の前にした時に、彼等にとって神というお方がイエス・キリストの『インマヌエル(神は私達と共におられる)』という名前通りに、「神は私達と共にいて下さるのだ。神は私達の救い主なのだ」

ということを身近に感じられたのではないかと思います。希望も生きる力も失いかけていた、或いは寂しさ、悲しさ、孤独に苛まれていたその様な人の側にイエス・キリストは訪れてくださった。神様は、私達も同じ様にその悲しみや苦しみを持っているならば、その方のすぐ側に来ているということをこの朝覚えたいのであります。

光のイエス・キリスト

「イエスはまた彼らに語って言われた。「わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです。」ヨハネ8章12節

羊飼い達は、救い主の誕生を目にして、今までとは全く違った生き様がみなぎっていたのではないかと思うのです。自分とは無関係であると思っていた神様が、実は自分のすぐ側に、ここに現れて下さった。神様が生活の只中におられるという事を彼等は味わい知ったのではなかったかなと思うのであります。聖書は私達がイエス・キリストにある時に、人生が変わると語っているのです。

「だれでもキリストのうちになるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」コリントII5章17節

聖書は私達に、「その様な生き様があるんですよ」と語りかけて下さっているのであります。御使いの言葉を羊飼い達が夢か幻かと思いそのままにしていたならば、彼等は相変わらず虚しい生活を続けていったことでしょう。しかし彼等はその言葉を(もしそうならば)と実際にベツレヘムの町まで出掛けて行って、飼い葉桶に寝ている幼子を見い出したのであります。私達も神の御言葉に真剣に耳を傾けて、そこに立つ時に私達一人一人の内にも羊飼い達の様に神の臨在の恵みを体験していくことが出来るのではないかと思います。

神様からのプレゼント

クリスマスにはプレゼント交換をしますよね?その由来を調べた事はないのですが、考えてみました。多分それはクリスマスにイエス・キリストがこの地上に来られたという事が何にも勝る素晴らしい神様からのプレゼントであるから、そのプレゼントを感謝しあう習慣が出来たのではないかとそう思うのです。神様はこのクリスマスに私達になくてはならないものをプレゼントして下さったのであります。即ち自分の力ではどうすることも出来ない、寂しさや、悲しみ、虚しさや、孤独感、罪の不安や死への恐れなど様々な私達にまつわる悲しみ、弱さに本当の解決を与える、勝利をもたらすプレゼント(イエス・キリスト)を用意して下さったのです。

神様はイエス・キリストを、あなたを救う為にプレゼントして下さったのであります。この救いは全世界のすべての人の救いだと聖書は語っているのです。「見よ。わたしは戸の外に立ってたたく。だれでも、わたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしは、彼のところにはいって、彼とともに食事をし、彼もわたしとともに食事をする。」黙示録3章20節

イエス・キリストはあなたの内に入り、新しい生涯を始めると言ってくださっているのであります。あなたはこの様な神様の恵み、愛と希望と命の喜びを既に受けておられるでしょうか?クリスマスの恵みを既に味わっておられるでしょうか?この恵みはすべての人に提供されています。例外はありません。どんなにひどい罪人であったとしても、どんなに弱い人であったとしても、

『すべて疲れた人重荷を負っている人はわたしの所にきなさい。わたしがあなた方を休ませてあげます。』こう語りかけて下さったのです。私達を救いに導こうとして下さっているのです。もしあなたが正直に心を開くなら、あなたの内に新しい人生を始めると言ってくださっているのですね。神様はあなたにも命の光をプレゼントしておられるのです。命の光のイエス・キリストを受け入れていただきたい。心から願ってやみません。